2022年12月24日
ヨガは長い歴史の中で変化し続けてきました。現在の日本国内ではヨガの基本とも言える「ハタ・ヨガ」や筋肉トレーニングと瞑想を中心とする「パワーヨガ」、デトックス効果の高い「ホットヨガ」などが注目されています。
中でも女性を中心に人気のあるホットヨガは、どのようにして誕生したのかご存知でしょうか?
ここでは、ホットヨガに焦点をあてて、その歴史をご紹介します。
世界では1300年頃に「ハタ・ヨーガ」が完成し、除々に広まっていきました。
一方、日本国内では、平安時代から瞑想中心に行われていたという記録が残されており、1919年頃にはヨガ行者である中村天風が心身統一法を広め、その後、長い時間をかけていくつかのヨガ団体が誕生しました。
そして、1970年代に初めて起こったヨガブームでは、エクササイズ要素が加えられるなどのアレンジがされていたと言われています。
現在ではすっかりお馴染みのホットヨガですが、この発祥の地は日本と言われています。
インド出身のチョードリー氏が、日本で講師を務めていたとき、日本の冬の寒さの中で思うようにポーズがとれないことに不自由さを感じていました。そんな時に、暖房器具を使ってみたところ、身体が暖かくなったことで筋肉や関節がほぐれて、ポーズをとりやすくなることに気づいたのです。これが、ホットヨガの起源であると言われています。
ホットヨガスタジオでは、様々なレッスンが用意されており、ベーシックなものだけでなく、筋肉の増強を目的としたヨガや、アロマを焚きながら行うリラクゼーション目的のヨガ、部分痩せを目的としたヨガなど、様々な目的に合わせたレッスンがあります。
日本でも、ダイエットやデトックス、ストレス解消に良いとして、モデルや女優、スポーツ選手など多くの著名人がホットヨガを実践しています。こういった著名人たちの取り組みをきっかけとして、ホットヨガに挑戦する人もどんどん増えているため、今後もホットヨガ人口は増えていくのではないでしょうか。