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お役立ちコラム

リンパの役割とは?場所や老廃物を流すまでの仕組みなどを徹底解説!

2023年7月5日

一言に「リンパ」聞くと皆さんはどのようなイメージを持たれますでしょうか…?
「老廃物」「流す」「脇」「股関節」「腫れる」などなど色々な印象があると思います。
しかし、そのリンパを詳しく理解していらっしゃる方は多くはないのではないでしょうか。
よりリンパについて理解することによって日常生活や運動に大きな変化があると思います。
今回は「リンパ」についてお伝えしていきます。

●リンパの役割とは?

先ずリンパは免疫機構を持っていますのでウィルスが入ってきた際に撃退してくれるリンパ節が重要になってきます。その時にリンパ節が腫れるというのは皆さんご存知かと思います。
その他には「美」として注目されることが多くあります。

リンパは心臓に向かって一方通行で老廃物を回収しながら流れていきます。
その効率を良くしていくためにリンパマッサージなどで流れを促します。
その老廃物を流すという工程の中で肌のくすみが除去され美肌にも効果があると言われています。スキンケアなどで外側からのアプローチも大事ですが、身体の中から整えていくというのは美肌にとってとても重要です。
定期的なリンパマッサージは美肌効果を高めてくれます。

●あなたのリンパ、しっかり流れていますか?

心臓の血液は心臓のポンプ機能で約1分間かけて身体を一周します。
しかし、リンパの流れは非常にゆっくりで1分間で10cm~15cmしか進みません。
血液も同様に、血液とリンパは筋肉のポンプ機能が発達していることによって流れが良くなります。その他、呼吸などによる外部要因からの圧によって流れが良くなるので、即ち運動不足になると血液の流れだけでなく、リンパの流れも悪くなってしまいます。
身体への影響としては、むくみ・頭痛・肩こり・肌荒れ・便秘・冷え性などがあります。
上記の症状が続く方は、一度定期的な運動を行い血行とリンパの流れを促してみるのも良いかと思います。

●リンパ節の場所と流れ方

リンパ節は身体の表面近くに存在するリンパ節と、胸やお腹の深部にあるリンパ節があります。リンパ節は主に免疫反応を調節する機関で、外部から侵入したウィルスやガン細胞などと戦ってくれる機関でもあります。

リンパ節はリンパ管を繋ぐ2mm~3mm程度の豆のような小さな器官です。全身に300~600個程配置されているといわれています。
リンパ管は、静脈と併走する形で身体中に張り巡らされており、毛細血管から染み出た組織液をリンパ管を通して吸収します。
吸収したリンパ液(リンパ管内に入ったものがリンパ液)は、鎖骨の下まで汲み上げられ、最終的に血液と合流し心臓へと送られます。
その代わり、逆流を防ぐ弁により “心臓に向けて一方通行に流れる” 構造であり、先述しましたが筋肉や呼吸・外圧によって伸縮しながら流れる特徴があります。

●リンパのゴールはデコルテ

リンパの流れで重要なのは「デコルテ」といわれている鎖骨の部分です。
リンパは一方通行になりますので、ゴールである鎖骨部分が凝っていたり固まっていると詰まったホースのように流れ全体を悪くする恐れがあります。
鎖骨部分から静脈へと流れが良くなったら「好転反応」が起き、一時の倦怠感やだるさ・発熱などがありますがこれは疲労物質が反応を起こしている治療効果の一環です。
そしてこの好転反応が収まった時には腎臓で老廃物がろ過され、便や尿、汗と一緒に老廃物が外に出ていきます。
その他にはリンパマッサージの効果として「浄化機能」を起こしていくことを忘れてはいけません。施術やセルフで行うマッサージにより定期的にリンパの流れを良くし、常に身体を健康状態へと手助けしてくれるものがあります。
詳しくは下記URLにて是非ご確認いただきたく思います。

→【リンパマッサージのやり方!効果を高めるポイントを知ってむくみを解消しよう】
→【ふくらはぎのリンパマッサージのやり方をプロが解説!疲れやむくみ、冷えを解決!】

●リンパから血管へ入った老廃物は腎臓でろ過される

リンパ節を経て腎臓に送られた老廃物は次々と排出されていきます。
細胞の老廃物など不要物は組織液に混じってリンパ管を経由してリンパ節に運ばれ、そこでマクロファージ(白血球の一種の貪食細胞)に見つかって食べられます。
同様に、リンパ節に運ばれてきた対象物のうち大きなものはマクロファージに食べられ、小さな細菌やウイルスに対しては、リンパ球(白血球の一種)の抗体が働きます。
リンパ節で処理しきれなかった老廃物はリンパ液とともに最後は静脈(鎖骨下静脈)から血流に入り、肝臓・腎臓を経て排泄されます。
腎臓は血液から不必要な物質をろ過し、それらを排泄するために尿を産生します。
尿生成には3つのステップがあります。
1. 糸球体ろ過
2. 再吸収
3. および分泌
こうしたプロセスにより、確実に老廃物と過剰な水だけが体から除去されるようになります。

●まとめ

身近に聞く「リンパ」という言葉、そして身体への影響に関して記載させていただきました。
一部難しい部分はあったかもしれませんが、概ねは頭の中でまとめられたのではないでしょうか。身体を健康にしていくためのプロセスは沢山ありますが、何よりも偏ってしまうのが怖いものです。
食事や運動はもちろんですがこのように目に見えない部分も気にしてケアしてあげることによって綺麗な健康な身体を保つことができるといえるでしょう。

執筆者:講師B

指導歴18年のINSPA社員。
INSPAのヨガ養成部門「アカデミア」の講師として、身体の基礎知識や解剖学など一から研修し、未来の輝くヨガインストラクター・トレーナーの育成を手がける。
‣保有資格
JHCAフィジカルコンディショナー
ラディカルフィットネス:ファイドウ オフィシャルトレーナー
ラディカルフィットネス:ユーバウンド オフィシャルトレーナー
全日本剣道連盟 剣道四段 剣道指導者
‣指導実績
フィットネスクラブでの指導
累計スタジオレッスン本数3,500本

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