フローヨガとは -流れるようにポーズをとる-

2023年10月25日

フローヨガは、じっくりと一つひとつのポーズに取り組む一般的なヨガとは逆に、流れるようにさまざまなポーズを、動きを止めずにとっていくものです。一般的なヨガよりも、積極的に体を動かすため、脂肪燃焼効果も高いとされています。
ここでは、フローヨガの特徴や効果、基本的なポーズの手順などをご紹介します。

●フローヨガで得られる効果

フローヨガは、脂肪燃焼効果のほかにも姿勢の改善や柔軟性アップ、ストレス解消といった効果も期待できます。
ゆっくりと行うヨガでは少し物足りないという人や、よりハードなプログラムにチャレンジしたいという人におすすめです。フローヨガで得られる効果について、詳しく見ていきましょう。

脂肪の燃焼

フローヨガは、エアロビクスやダンスほど激しい動きではありませんが、呼吸に合わせてテンポ良く次々とポーズを変化させていきます。柔軟性だけではなく体力や筋力も求められるため、一般的なヨガよりもハードなプログラムとなっていることが多いでしょう。そのため、脂肪燃焼効果も高く、しなやかな筋肉と引き締まった美しい体づくりにも効果が期待できます。
ヨガにある程度慣れてきた人におすすめのヨガプログラムです。

ストレス解消

フローヨガでは積極的に体を動かして気持ち良く汗を流せるため、心地良いストレス解消効果も得られます。テンポ良くさまざまなポーズをとっていくため、バリエーション豊かなヨガのポーズに挑戦したいという人にもおすすめです。

●フローヨガの代表的なポーズ

フローヨガでは、ヨガの基本である太陽礼拝をベースに体を動かしていきます。動きと呼吸を合わせながら流れるように次々とポーズをとっていくことで、体内のエネルギー循環を促し、脂肪燃焼にもつながります。ここからは、フローヨガで行われることの多いポーズの例を見ていきましょう。

肩こりなどの改善効果が期待できる「ダウンドッグのポーズ」

ダウンドッグのポーズは、四つん這いの状態から、背中や腰を高く上げるポーズです。肩から背中、脚まで筋肉を大きく動かし、全身の血の巡りを良くしながら集中力を高めていきます。姿勢や肩こりなどの改善効果も期待できます。

＜ポーズの手順＞
1. 四つん這いになり、ゆっくりと腰と背中を持ち上げる
2. 脚をまっすぐ伸ばす
3. この姿勢のまま呼吸を繰り返す

詳しくはこちら
ダウンドッグのポーズ

股関節の柔軟性を上げる「三日月のポーズ」

三日月のポーズは、ダウンドッグのポーズから続けて行うことができます。下半身の筋肉強化や、股関節の柔軟性を高めることに効果が期待できます。

＜ポーズの手順＞
1. 四つん這いの状態になり、両手を肩の真下に置く
2. 両ひざはこぶし1つ分くらい開ける
3. 右脚のつま先を正面に向けて、両手のあいだに踏み出す
4. 上半身を起こし、右ひざを90°に曲げる
5. 左脚は床にひざをつけたまま、足の甲を床につける
6. ひざが脚より前に出ないように気を付け、息を吸いながら背中を引き上げる
7. 息を吸いながら両手を合わせ、天井に向かって伸ばしながら上半身を後ろへ反らす
8. 30秒ほどキープする
9. 左右の脚を入れ替えて、1～8を行う

●フローヨガを行うときの注意点

フローヨガは一般的なヨガとは異なり、体を次々と動かしていく必要があるため、ハードに感じる人もいるでしょう。ここでは、フローヨガを行う上で、体に負担をかけすぎないために注意したい点を紹介します。

・自分に合ったテンポを探す
それぞれのポーズでは、自分の呼吸の長さに合わせて動いていきましょう。急ぎすぎず、心地良く感じるテンポを探します。

・まずは1動作につき3呼吸
まずは、1つの動作につき3回の呼吸を行うところから始めてみましょう。動きに慣れてきたら、よりテンポを上げるために、1つの動作につき1回の呼吸のペースで挑戦してみましょう。

・まずは全体の流れを3回繰り返してみる
慣れるまでは、フローヨガ全体の流れを3回繰り返すことからスタートします。慣れてきたら、少しずつ回数を増やしていきましょう。

・好みのBGMを選んでもOK
気持ちいいテンポでさまざまなポーズをとっていくためには、BGM選びも重要です。好みの音楽に合わせて取り組むこともおすすめです。

●体をしっかり動かしたい人はフローヨガがおすすめ

ヨガに慣れてきて、よりフィットネス効果の高い動きに挑戦したい人や、さまざまなポーズを1つのプログラムの中に取り入れてみたいという人には、フローヨガがおすすめです。
好みの音楽やテンポに合わせて、気持ち良く汗を流してみてはいかがでしょうか。